前回、Phonics(フォニックス)ってなぁに?(前編)という記事を書きました♡
お時間のある時にご一読いただけると幸いですが、
・フォニックスとはアルファベットの文字と音を結びつけ読み書きのルールを学ぶもの
・フォニックス=発音ではない
・日本語を母語とする日本人はフォニックスだけでナチュラルな英語が話せるようにはならない
・フォニックスは0歳から!1歳から!2歳から!いやいや、無理ですよ!
という事と、その理由について書きました。
今回はもう少し掘り下げて書きたいと思います。
フォニックスは元々英語圏の子どもたちが読み書きを学ぶためのものです。
彼らは生まれてからずっと英語の音、英語のリズムを聴きながら育ち、周りの声から言葉を覚え、喃語から徐々に発話ができるようになり…
2〜3歳で少しずつ発語が増えてきて会話ができるようになり、その後文字に興味を持ち始めます。
そこでフォニックスの出番!
すでに知っている’音’を’文字’と一致させ、それを繋げて単語へ、そして徐々に文章が読めるようになります。
※基本のアルファベット26文字以外にも音はありますし、ルールには例外もあります
このように英語圏の子どもたちの場合は生まれた時から母語である英語、その英語のリズムに囲まれて生活しているので、すでにリズムは身体に染み込んでいますし、会話もできるようになっているので単語や文章も英語のリズムでスムーズに読めるようになりますよね♪
フォニックスを学ぶ前から、土台となる英語のリズムは身体に入っているし、文字が読めないだけで英語での会話はできているんですもの。
では日本語を母語とする日本人の子どもたちはどうでしょう?
英語圏の子どもたち同様、話し言葉を覚えてから読み→書きを学んでいきますよね?
例えば、「まま」と話せてはいてもまだ読めない年齢だとします。
その後、徐々にひらがなを覚えていき、
「ま」という文字を「ま」の音と結びつけ、
それを繋げると「まま」になると認識します。
生まれてからずっと母語である日本語、そして日本語のリズムに囲まれて生活しているので、
「ま」や「まま」と発音はできますし、すでに意味も知っています。
やがて文章も読めるようになっていきます。
でも、日本語とは音やリズムの違う英語の文字と音を結びつけた時の発音はどうでしょう?
単語や文章を読んだ時のリズムや抑揚のつけ方はどうでしょう?
英単語や文章を読めるようになったとしても、そのままだと日本語のリズムで読んでしまいます。
前編でも書いたように、
英語のリズムと日本語のリズムは全然違うんです。
そして息の出し方や舌の位置、使い方も全然違うんです。
なので、日本語を母語とする日本人には、フォニックスだけじゃダメなんですよ〜!
たとえ読めても書けてもそれだけではダメなんです!
特に英語の土台がないままいきなり読み書きに挑ませるのは言語道断!
ある程度の土台があって、そこでフォニックス + 英語のリズム、身体の動き、そして発音の仕方を学ぶことが大切なのです。
これまでレッスンで使用していたJolly Phonicsはとても素晴らしい教材で、実際に読める音が増えれば増えるほど読める単語も増えていきます。
しかしながら、上記したように日本語を母語とする日本人にはそれだけでは不十分なので、
レッスンではJolly Phonics+発音+リズムを感じられる音楽やカード遊びを取り入れたり、オリジナルのワークシートを使って語彙力を増やしたり、視覚&聴覚からもインプットできるようにしていました。
これらをきちんとレッスンにプラスできるのは、英語のリズムx身体の動きx英語を融合させたメソッド’Rhymoe’の講座を受講しているから。
そして、渡邊いくみ先生の「先生のための発音指導法講座 ①②③」を受講し、日本語を母語とする日本人にわかりやすく音素指導ができるから。
この2つのメソッドをきちんとプラスしてあげる事が大切なのです♡
前編でも書いたように、この2つをカバーできる教材ってなかったんですよね。
そこで作られたのがRhymoe Phonics♪
Rhymoe Phonicsについてはまた改めて記事をUPしますが、私は我々母語を日本語とする日本人にとって最強の教材じゃないかと思っています。
そしてそのRhymoe Phonicsをレッスンで取り入れることができるのはしっかりとトレーニングを受け、英語のリズム、発音指導の基盤づくりができた講師のみなのです。
Little Bear English Circle では、年長さん以上のクラスでこのRhymoe Phonics を取り入れています。
2023年4月スタートのはじめてさんクラスもオススメですよ!
気になられた方は是非お気軽にお問い合わせくださいね♡
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